地方大学院生の日常

身の回りの出来事や思ったことを適当に書いています。

研究について

どうも



地方国立大学院生です。



今回は私の研究分野について。

少しだけ。



私の研究分野は生物学の中でも「時間生物学」です。

あんまり聞いたことないかもしれません。



時間と生物学?

なんの研究?

ってなるかもしれません。



簡単にいうと体内時計の研究です。

これは耳にしたことがあると思います。



しかし、よくあるのが何も見ずにストップウォッチを10秒ぴったりでとめられるようなことを「体内時計がしっかりしている」と言う人がいます。


たしかによく聞く話ですが、私の研究における体内時計は全く違います。


ストップウォッチの方も体内時計と呼ぶのかもしれませんが、どちらかというと生物学というよりは意識的なもので心理学の方が近い

のかなと思います。



私たちは我々の体に備わっている約24時間の生体リズムのことを体内時計と呼んでいます。



普段実感がなくても、体温やホルモン分泌などには地球の自転に合わせて約24時間のリズムが存在しているのです。



生物ってほんとにすごいですよね。



体内時計を少し難しくいうと概日時計といいます。



この漢字から予想できますかね??



概(おおむね)日(1日の)時計




そうなんです。

実は哺乳類の概日時計はぴったり24時間じゃないです。



約 24時間  なんです。



でも地球は24時間で回っているわけだから、体内時計がぴったりじゃないとズレが積み重なって大変なことになりますよね?

意味なくなりますよね?




その通りです。




このままだと少しずつズレが積み重なります。



しかし、哺乳類の時計はそのズレをうまく解消しているのです。

定期的に時計をリセットしているのです。




どうやって?



今のところ分かっているのが、光と食事です。




適切なタイミングで光や食事の刺激を受けることで時計をリセットして、うまく地球の自転に合わせているのです。




よく決まった時間に食事とるのが大事だよと言われる意味が分かりますね。




でも現代社会は、適切なタイミングで光、食事をとるのは難しいですね。



スマホ、テレビの光で夜も明るい。

いつでも開いてるファミレス、コンビニ。




そうです。

人間の体内時計は狂いっぱなしです。


体内時計の乱れは病気の原因です。



みなさん。

これを機に体内時計について調べ、意識してみるのも良いかもしれませんよ!